おくつテンペ工房さんの仕事を教えてください。
2004年から、奥津温泉の「花美人の里」でテンペを製造・販売しています。
えっと、テンペって何でしょうか?
それはですね、大豆を煮たものをテンペ菌という菌で発酵させた発酵食品です。もともとはインドネシアの食べ物で、インドネシアの納豆と言われていますが納豆ほどにおいが強くなく、糸も引きません。食物繊維や植物性たんぱく質が豊富で料理にもつかえる、ホントに便利な食品なんです。
それを小椋さんは、どうして商売にしようと思ったのですか?
もともと私は、岡山県の開発公社に勤めていたんです。で、仕事柄いろいろな開発商品に触れる機会があるんですけど、岡山県の工業技術センターの野崎さんと言われる方がいらっしゃいまして、その人がずっとテンペの開発を続けてこられていたんです。で私も実際に食べてみて、そしてテンペについていろいろ研究してみるとこれは素晴らしいと。納豆が食べられない人でも食べやすいですし、栄養成分も豊富です。私自身ももともと健康に関心がありましたし、私は生まれがこの奥津ですので、地域の活性化のためにも何かしたいと、そこで岡山県開発公社を早期退職して奥津テンペ工房を始めました。
なるほど。
私たちがお借りしているこの「花美人の里」のガーデンカフェ、ものすごい設備でしょう(体育館ほどの広さで全面ガラスのドーム)。これはもともと第3セクターでカフェと花工房があったんですが、他の地域の施設と同じように維持に大金が垂れ流しになって閉鎖。私が借りるまでは草ボウボウになってました。これではいかんと。地域にもっと元気になってもらうためにここを借りて、テンペ作りに重要な大豆の選別には地域のご年配の方に協力していただいて、そして材料の大豆は地元のサチユタカを使って、奥津地域が元気になるような事業を心掛けています。おかげさまでテンペのブームもありましたし、爆発的には売れませんが、着実に販売量を増やしています。
これからの夢は?
それはもうテンペが納豆と同じようにメジャーになることが夢です。そしてなんと言っても私の生まれて育ったこの奥津温泉郷が活性化される役に立ちたい。それだけです。そのためにこれからも、奥津に根ざしてテンペ作りを続けていきます。 |