多胡酒造の業務内容を教えてください。
17世紀末の創業、300年続いている造り酒屋です。
地元に根ざした、昔ながらの造り酒屋で県内消費100パーセント!
300年間地産地消に取り組んでいます(笑)。
美作大学技術交流プラザさんに参加したのもその辺りのバックボーンがあって、地域に何かしら貢献がしたいとの思いがあったからです。
地域おこしに積極的に参加しようと思われた理由は?
なにしろ県内消費100パーセントの当社ですから(笑)、地域が元気になってもらいたい。津山が元気になる何かを開発したい。そんな想いから紅麹を使って津山の桜をイメージしたビールを開発することになりました。
最初は紅麹だけで色を出そうとしてなかなか上手い具合にいかなかったんですけど、美作大学技術交流プラザの皆さんの意見を積極的に聞き入れて、紅麹だけじゃなくチェリー果汁を加えることで発色の良いピンクのビールを作ることができました。また、チェリー果汁を加えることでほんのりチェリーの香りがする特別なビールができました。
自分たちだけで開発していたらこうはならんかったです。
味も各所で絶賛されましてね、現在では鶴山公園の下の津山観光センターやゆうパックで販売しています。
また、地域興しのコラボレートを目指して日笠農産さんと協力して、桜ビールとソーセージの詰め合わせを販売しています。
これは一企業だけでは伝わりにくい地域興しの商品を、複数組み合わせることでより魅力的な商品にしようと2社でコラボレートを始めました。
それからこれは美作大学技術交流プラザとは違うんですが、(旧)勝北町さんから依頼を受けて勝北町の米を使ったオリジナルブランドの日本酒と焼酎を開発・販売しています。
今まで町から地域興しのために地元の素材を使った商品の開発の依頼を受けたことは無かったんで驚きました。
でもそれだけ地域を見直す流れが定着してきて、町も本気になってるんだなと感じまして協力開発しました。
また(旧)勝北町では(旧)勝北町産の梅を使った梅酒も造っています。
津山と美作は昔から文化圏が近いこともあって交流が盛んです。これからもどんどん(旧)勝北町の商品を開発していきたいと思っています。
― なるほど。
それからね、阿部さん。
これからは地域を元気にするためには、商品を開発するだけじゃダメだと思うんですよ。
もともとうちは日本酒の造り酒屋です。
それが何でビールを作り始めたかわかりますか?
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